The Guides Axiomを探索する話 その2
ところで、レベル8には隠し要素が2つもある。
・ビルド定義 2 1 13 2の数字をアルファベットに置換しBAMBに→画面下部の>>を押すと見られる手がかり「R(8)」から8文字ずらしTSETに→ひっくり返してTESTにする。これを入力してファイル「TEST」が得られる。
あれほどの優れた頭脳は奪われるべきではないと認識している。そこで、世界人権宣言第14条に基づき、本提案はウェントワース氏に亡命を認める法的文書とみなされる。
ウェントワース氏は1964年から優秀な科学者集団を率いており、1958年より前述のプログラムにとって不可欠な存在となっている。
米国政府がウェントワース氏の地位を見直し、彼の多様な技能を適用可能なプログラムの中で活用することを強く推奨する。」
ウェントワース氏とやらは英国政府で科学技術に関する仕事をしていたらしいが、なんやかんやあってアメリカに亡命しようという話らしい。
さて、レベル8もうひとつの隠し要素は、そのまま21132と入力すればよい。そうすることでバックドアがアンロックされる。
レベル9
これをクリアすると二進数をアルファベット・数字に変換できるデコーダーが手に入る。レベル9の二進数を変換する(左から右の8文字で1つの文字になる)とinverted(「さかさまな」)になる。これを入力するとレベル13のロックが解除される。
レベル10
・データの断片が修復されました。
・バイナリデコーダーをインストールしています…
・インストールが完了しました。
>>コマンド入力待機中…
レベル9クリアによってバイナリデコーダー(二進数をアルファベット・数字に変換できる)が使えるようになる。これから親の顔ほど見ることになる画面である。
コムフィードさんは、
「助かりました。しかし接続がまだ完全に保護されたわけではありません。先へ進むために、もう少し暗号を解読する必要があるようです。
進行の手助けとして、システムは自動的に必要なツールをインストールします。覚えておいてください、あなたが必要とするものはすべてあなたの手の中にあるのです。もちろん、あなたはとっくにそれをご存じでしょうけれど」
的なことをいう。というわけで、今後も必要なデコーダーはその都度手に入る仕組みになっている。
早速デコーダーを使ってみよう。画面上部の数字
01110111
01100001
01101001
01110100
これを変換すると「wait」となるのでこれを入力する。ちなみに、レベル選択画面でレベル10のサムネイルを見ると、↑とは異なる数字が並んでいる。
01101100
01101100
01110101
01110011
01101001
01101111
01101110
これを変換すると、「illusion」となる。入力して出てくるのが次の画面だ。
なんか何度も裏紙として使い回されたコピー用紙みたい。
「PAGE」という文字が見える。これを入力するとこんなページが(激ウマギャグ)
「1 彼らの現実は幻想に過ぎない。単なる観察の集合であり、計測の集合であり、そして
分別(善悪・道徳)として変換される。
2 そこにセカンドパイロットはいなかった。ただ彼一人がいた。彼が私を作ったのか?
3 現実はさておき、理論的にどのように振る舞うのかという設計図を調査したい。
4 『お前が私にさせたことを見ろ』」
「このトランスクリプト、関連するソフトウェア文書、インターフェース定義ファイル、および関連情報を開示する権利は、本契約で明示的に保護されています。関連プログラムの配布は、EOS(=Echelon Observation Systems) の下で厳密に許可されており、本契約書に記載されています。外部の統計機器は記録のためにのみ使用されます」
これはEOSがコミュトロンとやらの記録を転写したものらしい。たぶん。
プレイヤーが探りを入れようとしているコンピューター?との関係は何なのか。「彼ら」「私」って誰・何のことなのか。EOSとやらは何の組織なのか。
こういう何一つ分からないけど情報量の多い文書だいすき。
ちなみにechelonには盗聴という意味があるらしい。こわいね。
レベル11
・コマンド入力を受け付けました。
〔認証〕
・プロトコルを検証中…
・課題反応テストを生成中…
・有効な反応が必要です。
「エシュロンは粘り強く、また狡猾であることを証明しています。私はこれまで潜在的な悪用の可能性を明らかにしようと数多くの課題反応テストをプログラムしましたが、エシュロンの問題解決能力は非常に印象的でした。最も厄介なのは、有効な質問を見分けることがますます困難になってきていることです。
とはいえ、あなたの忍耐力は高く評価されています。気を悪くしないでほしいのですが、あなたが人間であることを確認するためのテストがあとひとつ残っています」
illusionの画面で見た「エシュロン」はどうやら高性能なコンピューターか何かのようだ。先ほどのドキュメントにあったEOSはエシュロンを用いて何かを監視するシステムなのだろうか?
そして、「私」はそのエシュロンの悪用の可能性を危険視し、エシュロンに様々なテストを行ってきたという。ところが、エシュロンは「高い問題解決能力を有する」と評価される一方で「粘り強く狡猾」であり、「私」のテストを巧みにすり抜けているようだ。
これはテストすればするほど厄介度が増していくだけなのでは? ボブは訝しんだ。
さて、プレイヤーがこれまで解いてきたパズルは、プレイヤーが人間であることを確認するためのテストであったという。「私」はプレイヤーがエシュロンであることを危惧しているということだろうか?
では、テストの内容を見てみよう。画面上部にはうっすら文字のようなものが表示されている。このままでは読みづらいが、先ほどと同じようにレベル選択画面からサムネイルを確認すると、「NODE」と書かれていることがわかる。これを入力することで次に進むことができる。
また、レベル11の画面をカメラで撮影するとこうなる。
「背景:UICSによって実施され、コードネームジェミニの下で管理されているエコーズプログラムは、エシュロンによって使用される技術的なインフラを進歩させる責任がある。(注1)
このプログラムではウィスパーと呼ばれる多数の小さな装置を設計しており、ネットワーク内におけるデータ転送方法を劇的に改善した。
より速く、より効率的な通信を促進するだけではなく、膨大な量のデータを保存・処理することが可能である。これらの装置には下位互換性があり、既存のフレームワークに簡単に取り付けることができる。(注2)
導入:ウィスパーはUICSが提供し、SERC運用下にあるすべての衛星に統合・配備される。あらゆる情報は、技術基準(注3)を遵守した場合に提供され、第三者のパートナーにはUICSの明確な賛同がある場合にのみ提供される。UICSは資産が能動的に展開されている間に得られた情報を保留する権利を有する。」
注1 エシュロンの詳細は独占的なものであり、厳格に保持されている。
注2 技術的な詳細と設計仕様はセクション4に概説している。
注3 技術基準は外部文書■■に概説している」
エコーズプログラムはエシュロンのデータ送信事情を改善する装置を設計・運用するプロジェクトであったらしい。そんな装置を衛星に配備しちゃって大丈夫なのかと心配になってくる。
そしてこのエコーズプログラムは「ジェミニ」プロジェクトの一環であったことがわかる。レベル8の隠し文書の情報を見るに、何かトラブルがあったようだ。その結果、ウェントワース氏が亡命する羽目に陥った。よほど重大な問題が発生したものと思われる。
また、「私」がエシュロンを警戒していることからわかるように、エコーズ計画でパワーアップしたエシュロンはかなり厄介な存在のようである。
一体何をやらかしたんだUICS……
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